Day6-コンピュータヒストリーミュージアム-
あまりテレビ等では見ない、”ゴールデンゲートブリッジを渡っている写真”です。思ったよりも道幅が狭く、かなり走りにくい印象。そう言えばこの橋は自殺の名所と聞いたことがあります・・・。
橋を渡ってから高速道路をほんの少しだけ走り、すぐの出口で降ります。逆側は通勤ラッシュの車だらけ。まったく道が動いていません。公共交通が無いと大変ですね。
小さな美しい街を抜けて丘を登っていくと広々とした風景が!思わず脇道に車を停めて撮影します。右奥にうっすらと橋が見えました。
以前シュワ知事が”何でもアリフォルニア!”と宣伝されていましたが、あれは嘘ではないと思います。こんなにも気持ちの良い太陽を浴びれて、少し車で走れば自然がいっぱいです。
最大の問題点はハワイのように簡単には行けない、ということかもしれません。カリフォルニアはとても広いので、一体何処に行ったら良いのかという想像が湧きづらい気もします。
しばしワインディングロードを走ります。綺麗な舗装路ですが、急なカーブにガードレールはありません。普通に崖ですので、夜は走らない方が良いでしょう。森の先に小さな駐車場が見えてきました。”Muir Woods National Monument(ミュアウッズ国定公園)”へと到着です。
まず車を降りて気がつくのは、空気の綺麗さです。今まで感じたことも無い位、木々の匂いが鼻を通っていきます。あまりの香りの強さに頭がクラクラしてきました。
良くわかりませんが、強力なマイナスイオン??なのかもしれません。日本でも山には登りますが、ここまで強烈な”森の生命力”は感じません。不思議な体験です。
本来であれば入場料は16歳以上で7ドル(2012年現在)ですが、早い時間に来たためか徴収されませんでした。係りのおばさんが”いいのいいのオープン前だから!”と普通に通してくれたのです。その後団体さんが大量にやってきましたが、オープン時刻を過ぎたのか徴収されていました・・・。
前述の不思議な空気のお陰で、歩くたびに体がすっきりするような気がします。鳥の囀り以外音も無く、道も美しいので非常に気分良く歩けます。途中で地元のおじいさんや公園の管理官の方に”ハイ!”とご挨拶。やはり皆さん感じが良いです。
ちなみにここは映画スターウォーズで、エンドアの森として登場しています。小さな熊みたいのが基地を襲撃するシーンですね。 確かここが未知なる惑星だと言われれば、納得してしまうかもしれません。
さてゆっくり歩いても90分あれば1週出来てしまいます。他にもハイキングコースがあるようなのですが、私は次の予定があるのでこれで終わりとします。素晴らしい場所だったので、次回はもう少しゆっくり散策してみたいものです。
次の目的地へと向かうため、再度ゴールデンゲートブリッジを渡り南下します。途中燃料が無くなったので補給しましたが、カードが使えず少々面倒でした。
カリフォルニア州だけかもしれませんが、カードを使うために”郵便番号”を入れなければなりません。当然7桁番号では通用しませんので、店員のお兄ちゃんに相談して直接カードを処理してもらいます。なおワシントン州はそのままカードを入れても決済出来ました。
1時間ほど車を走らせ、次の目的地である”Computer History Museum(コンピューターヒストリーミュージアム)”へと到着しました。実は今回アップル社と並んで最も来てみたかった場所がこの博物館です。
【ドライブスポット】コンピューターヒストリーミュージアム Computer History Museum
この博物館は世界で唯一のコンピューター専門の博物館です。以前はとても小さく、限られた時間しかオープンしていなかったのですが、”出資者”の協力のもと非常に立派な博物館となりました。入館料は1人15ドルですので、この当時1200円ほどです。
”こんな貴重な物まで置いてあるのか!!”と私がゆっくり歩いていると、スタッフらしきおじいさんが近づいてきました。”どこから来たの”と聞かれたので、”東京からです。ここに来るために運転してきました!”と言うと驚きの表情を見せます。
話を聞いてみると、この方は以前ロッキードなどでプログラミングをされており、FORTRANと言う初期のプログラムミング言語を使って、○パイ衛星関係(!)をやっていたとのこと。
その関連で、今はOB同士で集まっている会社に勤務しつつ、ここでボランティアもされているんだそうです。
何故私に話しかけてきたかと言うと、たまにホームステイで日本人を招き入れているからだとか。実際日本にも来たことがあるとのことで、写真を見せてもらったりと非常に良くしていただきました。
全ての部分を一緒に歩いて案内していただきます。私が先日スタンフォード大学に行ったと言うと、ホームステイしていた青年がスタンフォード大学に留学する学生だったのだとか。”彼は大学の書店で本すら買わなかった・・・”と嘆いておられました。私は買いましたよ!
おじいさんはお昼ご飯を食べに帰るとのことで、ここでお別れをします。最後にGoogleの所在地を聞くと、すぐ近くの映画館の向こうだと教えてくれました。なるほどシネマコンプレックスですね。
距離も近そうなのでナビも設定せずに適当に走ります。すると”Google”と言う交差点がありました笑。こんなに分かりやすい交差点が見たことがありません。
先に訪問したアップル社もそうですが、キャンパスのような構成となっています。つまり広大な敷地の色々な所に、ビルが点在しているのです。必ずビルの合間に駐車場があり、日本でもまだまだ普及しているとは言えない日産LEAFと充電器が大量に設置されていました。
カリフォルニア州は独自の厳しい燃費規制等を制定しているので、その関係もあるのかもしれません。最近ではオバマ大統領が、カ州の基準を連邦基準として一部採用したとのこと。
道の向こうから自転車に乗った人達が現れました。・・・・色がGoogleのロゴと同じ色になっているではありませんか!。ここまでやるのか!の一言に尽きます。
レンタカーは夕方までに返却しなければいけませんので、少々早めに帰路につきます。もう終わりかと思うと実に寂しい気持ちです。景色もそこそこ良く走りやすい道ばかりなので、是非みなさまにも挑戦していただきたいと切に思います。
今度はいつこの場所に来ることが出来るのでしょうか。私は街と言うよりもこの州が気に入ってしまいました。もっと色々な場所を訪ねてみたいものです。
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