アウディA5 Sportback 2.0TDIの基本スペック(レビュー車両)
- レビューグレード:2.0TDI multitronic (143PS)
- パワートレイン:2.0TDI / ディーゼルターボ / 2000cc / 4-Cylinder / DOHC / 143PS
- トランスミッション:multitronic CVT
- タイヤ・ホイールサイズ:225/50R 17 (M+S)
- オプション装備:S-line外装、AUDIドライブセレクト...etc
EuropcarでアウディA6クラスをネット予約
前回は全世界ネットのハーツレンタカーでしたが、車種が明確に選べないのが欠点です。そこでヨーロップカーと言うフランス資本のレンタカー会社を選んでみました。WEBサイトがしっかりしており、沢山の選択肢の中から自由に車種を選んで予約する事が出来ます。お値段もハーツに比べてお得です。もちろん私のように”同等クラスの別車種”になる事もありますが、あまりにもハズレであれば窓口で相談する事も出来ます。(海外のレンタカー会社は在庫数が多いので、先方にとって大きな問題ではないようです。)
【Europcar WEBページより】
ただし、安いのはマニュアルミッションの車のみ。ご存知の通りヨーロッパは圧倒的なマニュアル社会なので、オートマチック車は台数が少なく高めになっています。私はマニュアルも好きで全く抵抗は無いのですが、慣れない土地では可能な限り疲労感を抑えるためにオートマを選択します。AUDIの他にも、日本未導入の車種が豊富ですので非常にオススメです。
AUDI A5ほどデザインの良いハッチバックは初めて
他社の車でもハッチバックは豊富にありますが、どこか無理矢理セダンとワゴンを割ったような車が多く、わざわざ買うには値しない”マニアックなデザインの車”と言う印象が強かったのです。しかしこの車は非常に自然なラインでまとめられており、ハッチバックも一つの種類として十分に認知する事が出来ます。
実際のサイズは巨大の一歩手前と言うところですが、ボリューム感があって堂々としています。今まで一度も乗った事がないのに、ホテルに乗り付けるだとか、オシャレなオフィス街をドライブするだとか、清潔感があって美しいドライブを思い浮かべてしまいます。
S-lineパッケージ仕様のA5
別途内装編で取り上げますが、ベースは”廉価仕様”にも関わらず、何故だか走りの部分やエアロパーツはしっかりと高級仕様になっています。日本ですとまとめて30万円もするパッケージですが、ドイツでは外装だけ、足回りだけと言った個別の選択が出来ます。
なお写真に写っているLED(デイタイムランニングライト)ですが、日本仕様では車幅灯としてしか点灯しないようになっているそうです。日本車のような下品な明るさもなく、ラインが綺麗ですので、常に点灯させたくなる気持ちが分かります。
デザインに難がある17インチアルミホイールとM+Sタイヤ
サイズは225/50R/17。17インチでは車体に対して少々小さく見え、車本体のデザインが18インチ、19インチに最適化されていることが分かります。
タイヤやコンチネンタル製ですが、残念な事にマッドアンドスノータイヤです。一見便利なオールシーズンタイヤなのですが、浅い雪にしか対応する事が出来ず、すり減ると機能しなくなります。また夏は夏でガーガーと煩く、ゴツゴツと乗り心地も悪くなるので、中途半端で選ぶ理由が良く分からないタイヤです。
後述しますが、せっかく良く作られているA5なのに、このタイヤのおかげでイマイチすっきりとしない乗り味になっていました。出来れば夏専用タイヤで乗ってみたかったです。
外観デザイン編はここまで。内装やドライビングのお話は、別の記事で続けたいと思います。