ボタンの感触に重みがあるアウディ
日本車であれば”カチッ”や”シャカ”と言う家電のような感触が当たり前ですが、アウディの内装へと装着されるボタンやレバーの一つ一つには適度な重みがあり、何も無くても押したくなるような感覚が湧いてきます。
エアコンの風量調節レバー一つとっても感触が異なります。レバー自体のゴムの質も違えば、端から端まで動かす時の動作の良さも違います。日本メーカーの高級車種でも同様の機構は採用されていますが、レバーの動きが非常に軽く、大衆コンパクトカーと大して変わりません。
シフトレバーがカッチリと動く
見えないところもしっかりカバー
重厚感漂うS-line仕様のステアリングとシート
こちらはシート。スポーティーなデザインとロゴが走る気を掻き立てます。バケットタイプのシートで体がしっかりとホールドされます。今回は長距離走行だったので少々窮屈感もありましたが、山道では体が動かず楽でした。
廉価仕様のためシートの動作は手動です。ただしランバーサポートが装着されており、なぜかここだけは電動でした。腰の部分の支えを動かせるので、度々動かしては正しい姿勢になるようしていました。手動仕様で残念な点はリクライニングが大変なところです。ダイヤル式のため、フルリクライニングまでの回転数が非常に多くなかなか倒れません。(やり方が悪かったのかも?)
後部座席にも手抜きなし
ハッチバック車は後部座席が狭いと言われますが、座って見ると足元にも頭上にも十分な余裕があります。
収納スペースかと思いアームレストの蓋を開くと、ファーストエイドキットが入っていました。ラゲッジスペースではなく、手元に届く部分に入れるのが普通なのでしょうか。
一体式ではなく一人一つの読書灯。先日レビューしたプリウスも真似していましたが、灯火との一体型ではなく、専用のスイッチが着くだけで不思議と高級感が増します。
内装デザイン編はここまで。次回はナビゲーションシステムやインフォメーションディスプレイなど電装系の操作感をレポートしていきたいと思います。