実際のところは”新幹線の切符を買う方が難しい”ような気がするのです(私にはですが)。 いまいち内容の知られていない免許の概要から取得の方法、使い方までを解説します。
1.国際運転免許証とは?
また国際免許を持っていればどこの国でも運転出来るわけではありません。ジュネーブ条約(1949年9月19日の道路交通に関する条約)加盟国で無ければ許されないのです。
しかしながら条約加盟国外でも二国間で取り決めを行っていれば運転が可能なようです。例えばスイスは加盟国に入っていませんが、スイス政府観光局のHPに日本語で「日本の免許証と国際免許証を携帯していください」としっかり書いてあります。
なおハワイやグアムは日本の免許だけでも借りることが出来ます。実際グアムではかなり簡単な手続きでレンタルすることが出来ました。州や自治体によって大きな差があります。
2.有効期間
また国や地域によっては海外の人が運転可能な期間を定めている場合があります。普通の観光客には関係ありませんが、長期滞在の場合には現地のルールに従わなければなりません。
3.どこで、どのように取得するか
①まずは各都道府県の運転免許試験場(一部は警察署可)へ行きます。行く時に次の物を用意してください。
・ お金:2400円。(2012年現在)
・ 日本の免許証。
・ パスポートなど渡航を証明する書類。
・ 写真:縦5cm×横4cm。
※やや特殊なサイズです。また撮影条件がありますので警察HP等でご確認ください。
②試験場の中に入ると大抵国際免許証と書かれた窓口がありますので、そこで申請書をもらってください。次に手数料を支払います。窓口で支払う場合と、印紙購入場所で払う場合の2パータンあります。最近は印紙ではなく、申請書に購入の印を印刷する所も増えてきました。
③申請書を書いて写真やパスポート等を提示すれば、混み具合によるもののあまり待つことなく発行が完了します。なお渡航先や、発行する免許の種類(バイクも入れるかなど)を確認される場合があるので、正直に回答しましょう。
注意点:
・海外で2輪などを運転する場合には申請書の該当欄に印を付けます。もちろん日本の免許証で取得している種類の車両に限られます。
・先に記載した通り運転出来る国と出来ない国があります。係りの人が知らないのか、大使館のHPでOKと書かれている国でも、申請する際に”そこは運転出来ません”と発行を拒否される場合があるようです。国際免許が通用することを証明するような資料を用意した方が無難と思われます。実際いつ行っても大抵止められている人がいます。
4.どのような物が渡されるか
なおこれまで数回携帯していますが、提示する場面はレンタカーの受付以外はありませんでした。警察に止められた際などには必要となりますので、忘れずに持ち歩きましょう。事例を調べると、持っていなければ大変だったとの話も聞きますのでご注意ください。
5.翻訳サービスの存在
ここまで如何に取得が簡単かご理解いただけましたでしょうか。未経験の事柄には何かと勇気がいりますが、一つずつ潰していけばだんだん力が湧いてきます。
海外で運転したいと思ったらまずは免許証だけ作ってしまいましょう。あとは時間を作ること、そして現地で勇気を出すだけです。少しアクセルを踏むだけで広い世界が見えてきますよ!安全運転でどうぞ。