スミソニアン国立航空宇宙博物館(本館)の基本情報
・ 開館時間:10:00~17:30(ただし祝日等は19:30まで延長される場合もある)
・ 開館日:12月25日以外は開館
・ 入館料:無料
・ レストラン:マクドナルドなどが入ったフードコートあり
・ 備考1:入場時に金属探知機・X線による検査がある
・ 備考2:離れた場所にSteven F.Udvar-Hazy Center(別館)がある
⇒【ドライブスポット】スミソニアン国立航空宇宙博物館(別館)
(※必ず最新情報をご確認ください)
1.概要
かつてジェームス・スミソニアンと言う英国の科学者がおり、彼は知識の向上と普及を目的にスミソニアン協会を設置しました。彼はその後亡くなってしまうのですが、1846年にアメリカ政府としてその意思が引き継がれることになったのでした。
以来傘下の博物館、動物園を含め年間で2900万人にも及ぶ人々が訪れる”知の集積所”となっています。アメリカと言えばライト兄弟の出身地ですから、その国の博物館を見ないわけには行きません。よって今回はこの航空宇宙博物館のみをしっかり見学することとしました。
2.博物館の展示
まず入り口を入ってすぐの所に置いてあるのが”月の石”です。持ち帰った石を切り出したもので、なんと手で触れてもOK。感触はご自分の手でお確かめ下さい。
館内は広々としており、各スペースに設置されたり、吊るしたりして各航空機などを展示しています。
色々な航空機があるなかで注目なのはベルX-1です。世界で初めて音速を超えた機体であり、これは紛れもない実物とのこと!
こちらは”スピリットオブセントルイス号”です。あのチャールズ・リンドバーグが大西洋単独無着陸横断をやり遂げた機体がそのまま展示されています。
さりげなく吊るしてありますが、これは無人偵察機(ドローン)プレデターです。リビアのカダフィ大佐が逃走している際に攻撃をして、車列を撃破したと言われています。実際展示されている機体にも、両翼にAGM-114ヘルファイヤ対戦車ミサイルが搭載されています。
一番最初の月の石と関連してアポロ11号の司令船もしっかりと保存されています。
先ほどの広場のような場所とは別に、それぞれ区画に分けて展示されているものもあります。例えば日本の零式艦上戦闘機、通称零戦・零戦。米軍は徹底的に敵国の兵器を調べ弱点を探りました。従って状態を維持したまま保存されている機体が多く存在します。
同じように展示されているのがドイツ軍のメッサーシュミットBf109です。スミソニアンにはしっかりと修復拠点があって、修理した上で展示を行うようになっています。
飛行機の元祖、ライトフライヤー号
確かに100年以上も前にそもそもガソリンエンジンと言うのがとてもすごいことだと思います。実物を見ると、自分も何か出来ないものかと好奇心が湧いてきます。
あまり有名ではありませんが、ライト兄弟の本業は自転車屋さんです。隣に自転車も飾ってあります。なかなかシンプルなデザインで、現代でも通用する気がします。
この場所が評価される意味は、自国だけではなく、他国の技術を尊重することにあるのではないでしょうか。しかもこの博物館は誰にとっても無料なのです。
おまけ:サーモグラフィーがあったので自分の足を映してみました。実はユニクロのヒートテックを下に履いていたので、効果が証明されています笑。
内部展示を簡単にご紹介しましたがいかがでしたでしょうか。本当はもっと沢山写真を撮っているのですが、あえて全ては掲載していません。是非ご自分の足でお確かめ下さい。