The Museum of Flightの基本情報
・ 開館時間:10:00~17:00(毎月第一木曜日は17:00~21:00まで無料公開)
・ 開館日:感謝祭とクリスマス以外は開館
・ 入館料:大人18ドル、4歳以下の子供は無料
・ レストラン:カフェレストランあり
・ 備考1:無料のパーキングあり
・ 備考2:飛行機用のパーキングスポットあり(!)
・ 備考3:シアトルの北側にThe Future of Flightがある
⇒【ドライブスポット】フューチャーオブフライト The Future of Flight
(※必ず最新情報をご確認ください)
1.概要
2.博物館の展示
早速ですが博物館の中を順番にご紹介していきたいと思います。入場券を買い、中へ入るとすぐに広々とした航空機の展示スペースが見えます。スペースの周囲には宇宙服など、細かな展示がなされています。
中央でメインの展示となっているのがM-21(A-12)偵察機です。この偵察機はマッハ3で高空から敵地を偵察するため、CIAによって運用されていました。背中にはさらに危険な偵察を行うためのD-21無人偵察機が接続されています。
機体は台座の上に設置されているため、下から観察することも可能です。複雑な金属の表面が見て取れます。
先の偵察機は冷戦時代の象徴とも言える物ですが、その対比としてかソビエトの航空機も展示されています。Mig-17とMig-21は朝鮮戦争、ベトナム戦争と、東西対決において投入されました。
こちらはF-4Cファントムです。ベトナム戦争においてアメリカ側の重要な戦力として広く投入されました。初飛行は1958年ですが、日本の航空自衛隊ではF-4EJ改型などが未だに飛行しています。
一度入口側に戻り逆方向に進んでいくと別の建物があります。こちらは第一次、第二次大戦の航空機を展示するエリアで、アメリカのみならず当時の敵国の飛行機も揃っています。
こちらはP-51Dムスタング。太平洋戦争においても最終局面において使用されました。残念ながら日本にも飛来しており、”低空飛行で銃撃され、通過する時に飛行士の顔がはっきり見えた”と親戚の方がおっしゃっていました・・・。戦争に良い事などありません。
第二次世界大戦時、日本陸軍において使用された一式戦闘機隼です。諸外国と比べると小さな機体ですが、”小さくても優秀”と言うポリシーは現在の日本製品にも通じるものを感じます。
ドイツのコーナーには搭乗員の物と思われる装備が展示されていました。国を問わず事実を展示することで、後世に伝えられることが増えるはずです。
一度建物を出て歩道橋を渡った先に屋外展示スペースがあります。こちらも広大で、機種によっては中に入って見学することも出来ます。(日本のように内部見学は別料金など言うケチな話はございません!)
貴重な超音速旅客機であったコンコルドです。事故により引退となってしまいました。是非直接見ていただきたいので機内はあえて載せませんが、航空券が高かった割には窮屈そうなシートでした。どうせあっという間に到着するので、快適性は必要無かったのかもしれません。
隣に展示されているのはVC-137Cです。かつて使われていた旧型のエアフォースワンであり、こちらも後ろから前までくまなく中身を見ることが出来ます。
ボーイング747、通称ジャンボジェットですがこれは何と初号機でした!さすがボーイングの街です!
さて展示内容をいくつかご紹介させていただきました。ここでご紹介している以上に展示があるのですが、多すぎて全てを細かく載せることは出来ません。シアトルの街と空港の間ですから、移動に自由の利く方は是非立ち寄ってみてはいかがでしょうか。少なくとも2時間以上は満喫できることを保証致します。
おまけ:駐車場の近くに白いビニールで包まれた機体が置いてありました。これは形からしてB-29スーパーフォートレスでしょう。初めて見ましたが、今の感覚からすると思ったよりも小型です。近い将来正式に展示が開始されるものと考えられます。