トヨタヴィオスのモデルチェンジ
決してコストがかかっている車ではないと思いますが、そこそこデザインはまとまっています。また内装も使いやすく、プラスチックの内装にスティッチ風のシボを入れたり、工夫の跡が見えるのも好印象です。
(TOYOTA HPより参照)
さて一方でこちらはトヨタの代名詞とも言えるカローラです。最近の自動車メーカーはデザイン方針を各車で統一しているので、大きく開いたガマ口?と鋭いデザインのライトは同じです。しかし似ているはずなのに、何となくカローラはアンバランスに見えます。
先日実物を眺めてみたのですが、無理やり潰したような短さ、狭さで、どうにもカローラではない謎の車に見えてしまいます。前のモデルまでは落ち着きや格好良さが両立され、ヨーロッパにでも走っていそうなデザインで好印象でした。
トレンドでは無い日本専用車の存在
車格ではVIOSはカローラの一つ下でサイズも排気量も若干小さいのですが、どうせ同じ系統のデザインにするなら、VIOSのデザインをそのまま使っても良かったのではないのかとまで感じてしまいます。
日本の自動車会社は主戦場が海外になっており、今は1000万台の巨大日本市場ではありますが、将来的にはどんどん萎んでいくわけです。そんな中、新興国や海外その他地域の車に対する投資の方が重視されているのでしょう。
日本のメーカーが日本で欲しくなるような車を造ってくれないのであれば、今度はこちらが住む国を変え、買える車のレパートリーを増やすしかないのかもしれません。悲しいかなそれが日本の現実です。