2015/06/29

【アジアの交通】交差点が交差点でなくなるベトナムの渋滞|ホーチミン市 ベトナム

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アジアの代名詞とも言える渋滞。これまではバイクが一般的でしたが、最近ではかなりの勢いで車も増加しています。今回はベトナムの事例を用いて、その原因について考えます。




ヨーロッパ的ベトナムの渋滞?

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こちらはある交差点の様子です。見ての通り、進行方向が分からなくなるほど車が密集し身動きが取れません。譲り合いと言う考え方が無いので、とにかく車の鼻先を隙間に突っ込んでいくのです。ただし避ける技術に長けているので、意外と?ぶつかりません。

以前フランス、パリへ行った友人が言っていましたが、パリの街中でも似たような状況で、とにかく鼻先を突っ込み、クラクションを鳴らすのが普通なんだとか。やはり旧植民地の悪しき慣習が続いるのでしょうか・・・?(信号が赤なのに突っ込む人もいるそうです)




ラウンドアバウトと信号機

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このような状況が起こる原因として、ラウンドアバウトの多さと、信号機の少なさが原因ではないかと見ています。ラウンドアバウトは交差点に信号機を置かず、円形に回りながら通過させる事で、スムーズに自動車を通行させる方法です。車両台数が少なければ合理的な方法ですが、大量の車をさばく能力は無いので、大型の交差点で用いるとつまってしまうのです。

またそもそも通常の交差点でも、信号機が設置されていない場所が多いのです。3車線道路の交差なのに、信号機が無いとなれば、当然交差点で減速し車が詰まる原因になります。道路は日々新しく出来ますが、交通システムの整備はまだまだこれからのように思います。

日本人は当然運転出来ない・・・

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VAMA(Vietnam Automotive Manufacturers' Association)の統計によると、2014年の1年間の自動車販売台数は13万台、2013年は9万6千台と、販売台数は38%も伸びています。最近のニュースを見ていると、TOYOTAがレクサスのSUV、NX200tの販売を開始したり、街中にMINI(BMWグループ)の凝ったディーラーが出来たり、選択肢が日々増える中で勢いは衰えそうにありません。

インフラ整備が整うよりも早く車の台数が増えるとすれば、そこで考えられるのは事故の増加や更なる渋滞の悪化です。既に「交通監視システム」の整備や「交通問題解決コンサル」が活動していると聞きますが、問題を防ぐと言う正しい意味でのビジネスチャンスはまだまだありそうです。

なお法律的にも安全性的にも国際免許を用いて運転するのはアウトだと思います。行った事が無い時には、『運転しちゃうぞー!』とイキがっていましたが、降り立って1時間で、なんて馬鹿だったのかと・・・大変後悔したのでした笑。そもそもハーツも、AVISも空港にそんな事務所すら見当たりません。バイク免許は日本人でも試験をクリアすれば取れるらしいので、長期で住む方には必須かもしれませんね。(多分ベトナム語でしょうけど・・・)




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