日本では簡単に触らせてももらえない?BMWのPHEV i8。2000万円もする車でも、ドイツのモーターショーでは誰もが自由に見放題、触り放題です。
ドイツの人にも大人気のBMWブランド
フランクフルトモーターショーにやってきてはっきりと感じることは、ドイツの人々が自国のブランドをとても大事にしていることでした。(最近話題の)VW、BMW、メルセデス等々どのブースを見ても人、人、人で埋め尽くされています。そして皆さんの笑顔も印象的です。老若男女目が輝いています。
一方企業側もお客様をとても大事にしていて、例えばVWグループのアウディブースは並びすぎて入場制限になっていたのですが、わざわざ並んでいる人にプレッツェルを配っていました(私ももらいました)。また中に入ると上品なおばさまが、最高の笑顔でボールペンを配っています。
日本の企業もお客様をないがしろにしている訳ではありませんが、コストダウンが叫ばれるようになってから、買う人にしかサービスをしてくれなくなった気がします・・・。ドイツの”相思相愛”を見ていると、なんとも羨ましい限りです。
i8のシートに座ってみた
さて本題に戻りましょう。こちらがBMW i8です。ドイツのカーファンはとてもマナーが良く、写真を撮れるだけの空間を空けてくれます。
とてもかっこいい開き方をするドア。一見重いイメージですが、触ってみると開閉はいたって普通。軽量化が徹底されているようです
複雑なインパネ構造のi8
少し順番を待って早速車内へ。インパネは最近のBMWに共通のアイデンティティが垣間見えますが、エアコンの吹き出し口が一つど真ん中にあるのは珍しいですね。近年では曲線を可能な限り減らして、金型の費用を低減するようなメーカーまであるそうなので、複雑なインパネは高さの証?かもしれません。しかし思ったよりも近未来と言う訳でもなく、気負いせずに運転が出来そうです。
大胆な開き方をするi8のドア
閉じた状態のドア。真ん中のボタンを押すと・・・
大変スムーズにドアが開きます。ドイツの広大な土地では全く気にせず開閉出来ますが、当然上下左右死角だらけなのでぶつけないか心配になります。それでも憧れのガルウイングの車に乗れただけで大満足です。
BMWも他社と同様、時代の流れに合わせてエコ路線に乗ってはいますが、それでも駆け抜ける歓びを追い求める姿は頼もしい限りです。
関連記事
【Car Guide】デロリアン DMC-12 DELOREAN DMC-12(Frankfurtモーターショー2015#6)