馬力は零戦並。ブガッティ・ヴェイロン 16.4
日本で買うと2億円以上するそうなのですが、こんな街中に普通に陳列されているの
が怪しく本物だと思えなかったのです。1台だけでも十分貴重なのに2台とは恐れ入ります。しかし思ったよりも貴重な車に出会ったという興奮はありません。WEBで見たよりコンパクトでシンプルだったからかもしれません。
【ブガッティ公式WEBページより】
この車の特徴は値段や生産台数もさる事ながら、馬力と最高速度にあります。8000CCのエンジンが引出す馬力は1001馬力、最高速度は407km。第二次大戦中に旧日本海軍が使っていた零戦の栄エンジンも、初期型は1000馬力程度ですから如何に大きな出力であるかがお分かりいただけると思います。
燃費についても記載があり、ヨーロッパの表示方法であるリットル/100kmから計算すると複合燃費でリッター4km、街中は2.3kmです。今時の観光バスの方が燃費はずっと良いのではないかと思いますが、『燃料代なんぞ気にしない車』ですから、燃費をわざわざ公表しているだけでも良しとしましょう。
ヴェイロンの性能を活かせそうなドバイの道路環境
もちろんスピード制限はあるでしょうが、少なくとも気持ち良いエンジン音を楽しむ事程度は出来るでしょう。日本の国土の狭さは今に始まった事ではありませんが、これだけ自動車メーカーが沢山ある国なのに、道が狭く、交通規則・規制が多い点でドライブする楽しみを奪っている気がします。